凛とした、くちの細い優しい色合いの花器には可憐な山野草を活けてみたくなります。この度、神戸では実に10年ぶりとなる和田麻美子さんの個展を開催いたします。
今展では一輪挿しに加えてピッチャーや鉢など300点以上を制作してくださいました。何度見てもうっとりする貫入が美しい柔らかな乳白色や淡い色合い、それに加えて今回は研究を重ねられた新しい技法の釉薬で少ししっとりとした質感のものや神秘的なグラデーションの作品が並びます。
愛らしい一輪挿しは、色合いやフォルムの美しさから一点だけにとどまらず何点でも集めたくなってしまいます。飾るだけで心を豊かな気持ちにさせてくれる暮らしの中にある身近なアート、ぜひご自身のお気に入りを見つけにお越しください。

《 和田 麻美子 陶展 》

わだ まみこ 陶芸作家
長野県生まれ。大阪芸術大学在学中に丹波立杭焼の窯元で陶芸の基礎を学ぶ。美濃焼の窯元で企画・デザインから制作までを行う。2004年に東京で独立、5年後の2009年に長野県松本市に工房を移転する。現在は全国各地のギャラリーやショップで個展を開催する。

※状況によりスケジュールが変更する場合があります。instagramより随時お知らせいたします。

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