今年も残りわずかとなりました。いつもと違ってみんなで集ってワイワイがやがやできないものの、12月になるとソワソワするのはクリスマスや年の瀬を控えて楽しいことを想像しない日はないからですね、きっと。街でブラブラウィンドウショッピングを楽しむ時間は取れなくても、お家でゆっくりと過ごす時間が増えたことで今どうしても欲しいモノや、大切な人へのギフトなど入念に選んでみてはいかがでしょうか。 さて、テイスト&タッチウェブマガジンではこの冬を穏やかにそして温かに過ごしていただけるようなアイテムをクリスマスまで毎週ご紹介したいと思います。インスタグラム、ウェブショップともにクリスマスまでのカウントダウン、日めくりカレンダーをめくるように更新していきますのでどうぞお楽しみに。さぁ、「ADVENT OF WINTER」はじまります。
スウェーデン北部のラップランド。厳しい自然の中でトナカイとともに暮らす先住民族サーミ族が生み出す上質なアクセサリー。しなやかなトナカイの皮革に施されたピューター(錫の主体とした合金)の刺繍は古来より受け継がれる伝統的な技法。それら全ては熟練された職人の手作業で1点ずつ作られています。見れば見るほどに惚れ惚れする手仕事との出合いはまさに運命的。出合うべくして出合ったと、感動せずにはいられません。 可愛くもあり、不気味でもある「私だけのお気に入り」を持ってきてくれた彼女。好きなものは多国籍でアメリカも、フランスも、北欧も、日本のアンティークもなんでもあり。でも好きなものを並べるとバランスが取れているって楽しいですよね。「私だけのお気に入り」皆さんにも、きっとありますよね。 |
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メキシコが発祥のチマヨベスト。ネイティブ・アメリカンの伝統柄が様々施されたものなどご存知の方も多くいらっしゃいますよね。今回ご紹介するのは老舗工房’ Trujillos ’に別注したやさしいクリーム色の無地のベスト。シルバーのコンチョボタンが一層際立ちます。アメカジにこだわることなくさらりと着こなしていただけます。 へんてこなオブジェこそ愛着がわくもので、どこに惹かれたか今となってはよく分からないけれど、確かこの2つが並んでいた棚へ真直ぐに導かれたような記憶があります。ごつごつして、ところどころ凹みのある名前もない生き物ですが、どこか温かみを感じたのは店主のお人柄だったかもしれません。楽しい買い物の思い出です。 |
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竹籠を素敵にコーディネートするスタッフがいて、彼女には季節なんて関係なく、ただ丁寧な手仕事がつくり出す「かご」が好きで、夏は夏らしく、冬には冬らしく合わせるだけ、すごく簡単そうに話していました。グレイのコートにすっぽりと身を包み、首もとには挿し色の赤。実用性よりも遊び心を感じさせる装いが潔くて、いつも気になります。 この日は撮影のために2年前に見つけた、カラマツの枝のドライを持ってきてくれました。こんな風にその日必要なモノだけをパッとかごに入れて、身軽に颯爽と歩く人を見つけたら、私なら思わず声をかけてしまいます。「素敵なかごですね」って。なかなか趣のある1枚が撮れました。 |
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器を選ぶときはなるべく用途を限定しないで、色・フォルム・柄が気に入ったなど、直感を大切にしています。持ち帰ってしばらくは仕舞い込まずにわざとダイニングテーブルに出しっぱなしにしたり、チェストの上に置いておきます。すると、ある日突然、お茶を入れてみたらどうかな、花を活けてみたらどうかな、大切なピアスを仕舞うのにちょうどいいかも?などなどいろいろ試してみたくなります。 北欧の国々に古くから伝わる小さなトントゥ。人の家や小屋に住み着いてその家の住人が楽しく過ごせるように病気や火事から守ってくれる働き者の妖精と云われています。器を重ねたその横にちょこんと座らせると、なんだかお行儀の良い番人のように映りました。なかなか楽しくて、使う前に飾って楽しむのがクセになりそうです。 |
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スコットランドの老舗ニットメーカーが手がけるファクトリーブランドのウィリアム ブラントン。上質なカシミアを愛嬌ある鹿の子編みにしたアームウォーマー。きっとなんでも喜んでもらえるだろうけど、ディテールにこだわる可愛らしいあの方に贈りたいなと考えています。 クリスマスのストローオーナメント、翌年の麦の豊作を願って作られたのが始まりだそうです。素朴な麦という素材と糸だけを使って組みたてられた小さなオーナメントに込められた古くからの習わしや作り手の想いを知ると、一層可愛らしく感じます。ギフトに一つ添えて贈るのもいいかもしれませんね。クリスマスまであと16日。 |
クリスマスまでのカウントダウンをお楽しみいただけますよう毎週テイスト&タッチウェブマガジンを更新していきます。インスタグラム、ウェブショップともにどうぞご覧ください。 |
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