taste&touch Diary / ヨハンナグリクセン| D.E.F.COMPANY

巡りゆく季節の移り変わりを喜ばしく感じる心の余裕がなかなか持てない昨今だからこそtaste&touchでは私たちの五感をフル活用して出合った小さな感動をお届けしたいと思います。

Happy News from Finland

フィンランド

フィンランドにも日本と同じように四季がありますが、皆さまご存知のように冬がとても長く、春・夏・秋はとても短いようです。短いからこそ街も森も劇的に変化をし、その美しさに人々は魅了されます。ヨハンナ・グリクセンのショップは自然と都会が融合する街、ヘルシンキにあります。この秋には新しいショップもオープンしました。

ガラス宮（Lasipalatsi）

ヘルシンキのカンピ地区のマンネルヘイミンティーにある、1930年代に設計された機能主義様式建築と呼ばれるレトロな建物「ガラス宮（Lasipalatsi）」。手がけたのはヴィリヨ・レヴェル、へイモ・リーヒマキ、ニーロ・コッコの３人の建築家。建築学科の大学生３人が当時最新の建築コンセプトを導入し、オープンマインド且つ機能性豊かな建物にデザインされたそうです。

このショップをオープンするにあたり、ヨハンナは「ヘルシンキ市内を走る路面電車、バス停、美術館、ショッピングセンター、そして街の息づかい、それらすべてが新しいヨハンナ・グリクセンのショップの雰囲気をつくりだす」と嬉しそうに話していました。人々や路面電車の行き交う様子が景色と相まってヨハンナ・グリクセンのバッグやテキスタイルな並ぶ様子を早くこの目で見たいなと思います。

しばらくはヘルシンキに訪れることができない私たちに新しいショップや周辺の様子を伝えようと送ってくれた写真を見ていると、ユニークな建物の造りについて、そしてなぜここを選んだかなどユーモアたっぷりに話してくれるヨハンナやヘルシンキのスタッフの顔が浮かびます。

Welcome to Lasipalatsi!
“Lasipalatsi reflects the same values I want to promote: design that lasts over time while remaining exciting, fresh and relevant over time. That’s why this building inspires me so much. Opening my shop in Lasipalatsi will surely inspire me and deepen my roots and identity as a designer,” says Gullichsen.

「Lasipalatsiには、私が伝えたい価値観と同じものが反映されています。それは、時を経ても刺激的で新鮮であり、時代に合ったデザインであり続けることです。だからこそ、この建物は私に大きなインスピレーションを与えてくれるのです。Lasipalatsiにショップをオープンすることは、きっと私にインスピレーションを与え、デザイナーとしての私のルーツとアイデンティティを深めることになるでしょう」

これまでは毎年来日してくれていたヘルシンキチームともなかなか顔を会わせることができないままに季節が巡ってしまいましたが、メールでのやり取りの中でヘルシンキの様子を知らせてくれたり、写真を送ってくれたりいつも身近に感じさせてくれることに心から感謝しています。そしていつもどんな時も日本へのエールを忘れず添えてくれます。
いつかまた想いのままに旅することができたら、エロッタヤにあるヘルシンキ本店にも、ラシパラツィの新しいショップにも是非足をお運びください。いつも陽気で親切なヘルシンキのスタッフが皆さまのご来店をお待ちしています。もしかするとビッグスマイルのヨハンナにも会えるかもしれません。