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澄んだ空気と頬をかすめる心地よい秋風。身体いっぱいに深呼吸したくなる気持ちのよい季節になりました。そんな折、長野県松本市より和田麻美子さんの愛らしい花器がトーロに届きました。自然豊かな松本の風景を映し出したような優しい表情の花器をご紹介します。

花器

手のひらに収まるほどの小さな花器は、ひとつひとつ轆轤を丁寧に回すことでうまれる美しくやわらかなシルエットと、季節が持つ空気感をイメージしながらさまざまな釉薬を用いてつくり出される優しくニュアンスのある色合いが魅力です。

花器

いつも行き来する道端で目に留まった野の花や草木をそっと持ち帰り、ほんの少し水をいれて挿しておくとしばらく目も心も和ませてくれます。儚げな姿にもどこか凛としたその佇まいは花挿しとしてだけではなく、やさしい存在感を放つオブジェとして私たちの暮らしに寄り添ってくれます。ぽってりと愛らしい曲線や、すっとのびる潔い直線に作り手の想いを感じながら、季節のかけらを拾うようにひとつひとつ集めていくのも愉しみがあります。

花器

手にする度に伝わってくる、その繊細なものつくりに私たちは魅了されます。作り手の思い通りのフォルムや色合いだけでなく意図せずうまれる釉薬の世界には際限がなく、いつも新たな発見に溢れているそうです。和田さんの花器は数ヶ月ごとに届き、私たちにとってはまるで季節便りのようです。夏の終わりでも器を焼き上げる窯の熱のせいで40度を超すアトリエから届く、手のひらに収まるほどの小さなオブジェ、大切に皆さまにご紹介させていただきます。

Profile


和田麻美子

1974年
長野県生まれ
1995年
大阪芸術大学在学中に丹波立杭焼窯元で器作りの基礎を学ぶ
1999年
美濃焼窯元にて新商品の企画・デザイン・制作を行う
2004年
独立
2009年
東京都杉並区から長野県松本に工房を移転

Töölö

そこに在るだけで何気ない日常に心和らぐ時間を届けてくれる和田さんの花器。この秋のはじまりに神戸トーロでは色、形さまざまに揃っておりますのでぜひご来店いただき手に取ってご覧ください。商品のお問い合わせはこちらまでお願いします。

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