長年にわたり、アトリエ・ダンタン神戸本店にて開催してきた夏の帽子の受注会。今年は二年ぶりの開催となる神戸店に加え、姉妹店である渋谷ハオス&テラスでもはじめて受注会を開催させていただく運びとなりました。
今回のウェブマガジンではイベントに先がけて、受注会で選べる素材やおすすめの新作などをご紹介させていただきます。
ラフィアとはヤシの木の葉から作られる天然繊維で、風通しが良く蒸れにくい、夏の帽子にぴったりの素材です。柔軟性があるため、手入れをしながら使い込むほどしなやかに。また、天然素材ならではの経年変化も魅力の一つで、日に焼けて少しずつ色が変わっていく様子をお愉しみいただけます。
昨年から登場した素材「モコラ」。年々希少性が高まっている天然素材でモコラという植物の茎を原料にしています。ラフィアと比べるとハリがあり、ほんのりとツヤもあるのが特徴的で、クラシカルな印象です。モコラもまたとても魅力的に経年変化をしていく素材で、徐々に色濃くなっていった様はまるでヴィンテージの帽子のような佇まいに。何十年後もマイヴィンテージとして愛用し続けたい逸品になりそう。
パナマ草を原料にしたパナマハットは「いつかは被りたい憧れの帽子」という方も多いのではないでしょうか。軽さ・通気性・そしてきめ細かな編み目の美しさ。熟練の職人により手作業で編み上げられる素材は品がありコーディネートをぐっと引き締めてくれます。男性にもおすすめのデザインが揃っています。
受注会に先がけて昨年訪れた展示会で、ひときわ目を惹いた新色のブラウンカラーのラフィアハット。初秋まで長引く強い陽射しの中でシックなブラウンが新鮮なアクセントになり、新しい季節の装いを愉しませてくれそうです。この他にも定番のブラックリボンの帽子をお持ちの方におすすめしたい、ピスタチオカラーのリボンをあしらった帽子もご覧いただけます。
ウェブ上でのお買い物をお楽しみいただく方も多いこの頃ですが、帽子選びに関してはやはり実際に被ってみて、サイズ感や似合うかどうか確かめたいという方が多いように感じます。店頭でお客様とお話ししている際に良くお聞きするのは「どんな形が似合うか分からない」というお声。受注会期間中は様々な素材やデザインの帽子が豊富に揃い、実際にお試しいただきながらお選びいただけますので、きっとご自身にぴったりの帽子が見つかるはず。また、作家の佐敷さんも在廊してくださいますので、サイズ感やブリムの長さ、リボンのカスタマイズなどご相談いただくことができる特別な機会にもなっています。
〈 Event Information 〉
Sashiki – 夏の帽子受注会 –
2024年3月8日(金) – 3月10日(日) |
---|