毎日のように使う身の回りのアイテムは、少しでも自分の気分が上がるような上質なものを選びたい。だけど、そのよさを計るのは、価格だけではないのだと思う。

古い戸棚で見つけたティースプーン。いつ手に入れたのか家人もわからないくらい奥に仕舞われ、黒くなっていた。なんてことないものだが、私はそれを使うことにして、その時に初めて銀を磨いた。今ではくもったスプーンがピカピカになった喜びも忘れ、日々の相棒として使っている。そういえば、あれからお手入れしてないなと、今日は銀のお手入れをすることにした。

手をかけてあげることで、愛着も増していく。メンテナンスしながら一緒に年をとっていきたいと思わせてくれる日用品。そんな思い入れのあるものに囲まれて暮らす毎日を大切にしていきたいと思う。

アクセサリーやカトラリーに使われているシルバー。銀の変色は錆ではなく、硫黄に反応して黒くなる硫化という現象だそう。硫黄は空気や汗の中にも少し混じっているので、普段使っているだけでも段々色が変わってくるのですね。ほんの少しの自分でできるメンテナンスを愉しんでみてはいかがでしょうか。

くもったシルバーのお手入れ 用意するもの ・金属製じゃないボウルやコップ ・アルミホイル ・重曹 ・熱湯 1　金属製じゃないボウルやコップに、内側を覆うようにアルミホイルを敷く。 ＊金属製のものを使うと、ボウルや鍋の汚れが銀に移ってしまうことがあるので注意！ 2　アルミホイルの上にお手入れしたいシルバー製品をおき、しっかり沈むくらいまで、お湯を注ぐ。 3　重曹を入れる。お湯が冷めた頃取り出すと・・・キレイになっているはず。 ＊お湯３：重曹１ ＊重曹はベーキングパウダーでも代用できます。	右下が重曹につけた後の姿。おうちにあるものでピカピカになりました。くもりがなくなっただけで、不思議と気持ちも新鮮に。

お家での時間を、皆さま何をして過ごされていますか。こんな時だからこそ毎日を楽しむルーティンがみつかるといいなと思い、テイスト＆タッチウェブマガジン – Enjoy yourself at home – ではお家で楽しむ様々なご提案をさせていただきます。