桜の季節が過ぎ、早くも新緑が輝きはじめたこの頃。今年の春はいつもより暖かくなるのが早かったので、きっとあっという間に夏の陽射しが届きそうですね。そんな今の時季から暑くて長い夏まで快適に過ごせる私の夏の定番、ゴーシュのタイプライター素材のテーパードパンツをご紹介させていただきます。
スタイリッシュなテーパードパンツ
私がゴーシュというブランドを初めて知ったのは今から10年位前、知人がとてもスタイリッシュなテーパードパンツを穿いていたので聞いてみると、ゴーシュというブランドと教えてもらいました。素敵だなと思いながらも私は背が低いのでテーパードパンツなんて似合わないとその時は諦めたのですが、その後毎回素材やディテールを少しずつ変えて新しいコレクションとしてハオス&テラスに届くのをみているうちに日に日に欲しくなってとうとう購入したのがタイプライター素材のテーパードパンツでした。
ゴーシュの徹底した物づくりに魅せられる
ゴーシュは今から20年程前にパタンナー出身のご夫妻が設立したブランドです。毎シーズン糸から研究したオリジナル生地の制作にはじまり、その素材に合ったデザイン、そのデザインにする為の熟考されたパターンと縫製。どれをとってもオリジナル性に優れています。またそれらを着用するとこんな風になるのか。と、納得いくシルエットに繋がっていく素晴らしさがあります。そして同じ形のようでも履いてみると素材によって生み出されるシルエットの微妙な違いや、その時の気分に合わせた素材使いに惹かれ、もう一本とついつい買ってしまう着心地の良さを感じます。デザインは一見シンプルに見えますが隅々までしっかりと仕立てられた安心感があります。また、どのような体系の方でも不思議としっくりと、洋服に着られることなく着こなすことができるのがゴーシュの魅力でもあるのです。
ゴーシュのタイプライターという素材は長く細い綿糸を高密度で織り込んだ頑丈な作りであるのに加え、軽くて保湿性も兼ね備えています。パリッとした張りとコシのある繊維が密に詰まった風合いは涼しげで清涼感のある肌触りです。お洗濯も気軽にでき乾きも早く夏にはとても機能的。このテーパードパンツは腰回りがゆったりとしていますので透け感はあまり気にならずに。足首に向かってぐっと絞られたパターンはすっきりとしたシルエットをお愉しみください。お色も3色展開と全色欲しいくらいです。また、同素材でワイドパンツやワンピースも展開しておりますのでこれからの活躍する夏物をお探しの方は是非お試しいただきたい逸品です。
私が好きなコーディネートはゴーシュの代名詞的存在のポケット付きプルオーバーブラウスとタイプライター素材のテーパードパンツ。メンズライクな雰囲気と凛とした大人の女性らしさを引き出してくれるような気がします。この他にもリネン素材など新しいゴーシュのアイテムが揃いましたのでお近くにお越しの際は是非ハオス&テラスにお立ち寄りください。皆さまのお洋服選びのお手伝いを出来ることを楽しみにお待ちしております。
haus&terrasse スタッフ H
この商品の取扱店舗またお問い合せ先:渋谷haus&terrasse 神戸 haus 日めくりダイアリー 私たちショップスタッフが綴る’日めくりダイアリー’では、店頭にお越しいただいたお客様へお伝えしたいことをウェブマガジンでもご紹介させていただきます。外出を控えていらっしゃる方にも店頭でお話しながらお買い物をしているような気分を楽しんでいただけたら幸いです。気になることがありましたら、どんな些細なこともお気軽にメールにてお問い合せください。 |
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新たなスタートを切る節目の4月。私は今月よりアトリエ・ダンタン神戸本店での日々を愉しく過ごしています。新しい環境は緊張の連続ですが、それ以上に新たなお客様との出会い、新しい仕事、これから始まることへの期待に胸を膨らませています。
’ Perriere ‘に一目惚れ
私がアトリエ・ダンタンで初めて購入したアイテムは、コットンのワイドパンツ’ Perriere ‘。丸みのあるシルエットと大きめのポケットが特徴のパンツは見た瞬間一目惚れでした!一度に少量しか織り上げることができない古い織機でゆっくりと丁寧に織られたこだわりのコットン生地は、とってもなめらかでやわらか。両サイドの大きいポケットはデザイン性だけでなく使い勝手もよく、勤務中は仕事のノートやペンなどいろいろ入れています。もともと自社アトリエで作業する職人の制服を作ろうと始まったアトリエ・ラインは、着心地が良いだけでなく機能的でもあることもおすすめしたいポイントです。
’ Rousseau ‘との相性抜群です!
’ Perriere ‘はトップスを選ばず様々なコーディネートをお愉しみいただけます。新作ニットの’ Ruben ’のようなショート丈のトップスと合わせてポケットのデザインを活かすのもよし、意外にも着丈の長いトップスなどとの一見アンバランスにも見えるコーディネートもおすすめです。私は同じアトリエ・ラインの’ Rousseau ’というロング丈のブラウスとの絶妙なバランスが好きです。’ Rousseau ’は首元のギャザーが愛らしく、ボタンを開けて軽い羽織りとしてもお使い頂けますのでこれからの季節に活躍間違いなしのブラウスです。ちなみにこちらもペンを挿すのにちょうどいいポケットがついています。ご紹介したいスプリングコレクションが多数揃っておりますので、是非ご来店ください。一緒にアトリエ・ダンタンのお洋服を愉しみましょう!
この春、アトリエ・ダンタン東京店一周年を記念して’ Perriere ‘と’ Rousseau ‘の直営店限定カラーと、’ Perriere ‘は歴代のアーカイブ生地を使った特別なものをご紹介しております。ぜひこの機会にお手に取ってご覧いただきたいです。
Atelier d’antan神戸 スタッフ M
この商品の取扱店舗またお問い合せ先:Atelier d’antan TOKYO Atelier d’antan KOBE 日めくりダイアリー 私たちショップスタッフが綴る’日めくりダイアリー’では、店頭にお越しいただいたお客様へお伝えしたいことをウェブマガジンでもご紹介させていただきます。外出を控えていらっしゃる方にも店頭でお話しながらお買い物をしているような気分を楽しんでいただけたら幸いです。気になることがありましたら、どんな些細なこともお気軽にメールにてお問い合せください。 |
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手仕事で作られたものを身に着ける
日に日に暖かさが増して春夏のおしゃれが楽しくなる季節がやってきますね。僕が毎日の服選びで意識していることは、お気に入りの色合わせをすることや素材感のコントラストを楽しむことなどいくつかあるのですが、だんだんと薄着になるにつれコーディネートが単調になりがちなこれからの季節はとくに「手仕事で作られたものを身に着ける」ということでしょうか。もともと染織や器などの民藝品や手仕事に興味があったので、それらを着るものや身に着けるものにも取り入れるということを自然と考えるようになりました。そうすることで「好き」をかたちにした自分らしいおしゃれを楽しむことができると思います。今日は自身も愛用していてどなたでも気軽に取り入れていただける「身に着ける手仕事」をご紹介させていただきますね。
Khadi & Co.の存在感は唯一無二
Khadi & Co.(カディアンドコー)というブランドをご存知でしょうか。手紬ぎ手織りで作られるインドの伝統織物、カディやそれらを取りまく文化に魅せられたデンマーク人の女性デザイナー、ベス・ニールセン率いるテキスタイルブランドで、カディを用いたファブリックやクロージング、生活雑貨など幅広く展開しています。今から8年ほど前、当時お客さんとして渋谷の姉妹店ハオス&テラスを訪れた際、木製のラックに綺麗に掛けられた白のストールに目を奪われました。それが手紡ぎ・手織りであり、両端には黒い糸で北欧の織物のような美しい模様が織り込まれていて、手仕事ならではの温かみがありながらモダンで洗練された佇まいがひときわオーラを放っていました。首に巻いてみると当然のように温かく柔らかで、ずっと巻いていたくなるほどそのすべてが愛おしく思えて、連れて帰らずにはいられませんでした。それ以来カディアンドコーの大ファンで、今その魅力を皆さまにお伝えできることがとても嬉しく、また誇らしくも思います。カディを使って服作りをしているブランドはいくつかありますが、その多くがアジアの民族衣装のように直線的なパターンをベースにしているのに対し、カディアンドコーはインドの伝統織物を使っていながら西洋の立体的なカッティングで美しいシルエットの洋服を無数に作り出しています。その相反する要素が重なり合うことで唯一無二の存在感が生まれるのだと思います。
今回ご紹介するのはカディアンドコーが定番でリリースしているワイドパンツ‘STAR’です。(カディアンドコーの洋服はモデルによって名前がついていますが、まさにブランドの『星』と言えるかもしれません。)このパンツも曲線的で裾が緩やかにテーパードしたバルーンシルエットが特徴でウエストの切り替えにタックを入れることで横からのシルエットもふっくら立体的に映ります。ウエストがゴムなのですが、ドローコード(これもカディを使っています!)が付いているのでどなたでも楽に穿けます。ウエストの切り替えの細かいディテールを見せれるのでタックインして穿くのもおすすめです。シーズンごとにいろんな素材で登場するのですが、中でも4本どりの糸を織った白の生地はカディならではのざっくりとした質感が魅力なので、それを際立たせるようにトップスにはつるんとしたものをよく合わせます。同じように職人の手仕事が感じられるアトリエ・ダンタンのシューズやジュエリーとも相性がいいので、手仕事ならではの風合いを活かしていつもとひと味違う着こなしを愉しんでいただきたいです。
最後になりましたが、カディの生地は洗えば洗うほど糸が綿花に戻るかのようにほぐれてガーゼのような優しい肌触りになっていきます。とても軽くて洗ってもすぐ乾くので梅雨の時期や旅行先でもとても重宝しますよ。この春、たくさん素敵なワンピースやブラウス、スカートなど様々なアイテムが入荷しています。ぜひお近くにいらした際はアトリエ・ダンタン東京店にも遊びにいらしてください。
Atelier d’antan東京 スタッフ S
この商品の取扱店舗またお問い合せ先:Atelier d’antan TOKYO Atelier d’antan KOBE 日めくりダイアリー 私たちショップスタッフが綴る’日めくりダイアリー’では、店頭にお越しいただいたお客様へお伝えしたいことをウェブマガジンでもご紹介させていただきます。外出を控えていらっしゃる方にも店頭でお話しながらお買い物をしているような気分を楽しんでいただけたら幸いです。気になることがありましたら、どんな些細なこともお気軽にメールにてお問い合せください。 |
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