朝晩の冷え込みに、そろそろ冬を迎える準備を考えはじめる今日この頃。ただ、まだ冬とはいえないこの季節のアウター選びは意外に難しいものです。本日は狭間でもあるちょうど今の季節から、寒さに凍える真冬までを温かな気持ちで過ごさせてくれるコールドブレーカーのフリースを使ったアウターをご紹介いたします。

コールドブレーカーは良質な羊毛を用いたウェアやルームシューズなど幅広いアイテムを手がけるファクトリーブランドで、1999年ポーランドにて創業しました。真冬はマイナス30℃にもなるポーランド生まれのメーカーだからか、とても暖かで実用的なアイテムを世に送り出しています。中でも良質なメリノウールを使ったボアフリースは彼らの代表的な素材です。まずフリースと聞いてポリエステル素材を思い浮かべる方も多いかと思いますが、そもそもフリースという言葉は刈り取った羊毛そのものを意味する言葉で、そこから転じて毛足の長い繊維素材に使われるようになりました。コールドブレーカーのボアフリースは本来の言葉通りウール100%でできており、また薬品を使わず原毛に近い状態で作られるため、羊毛が持つ軽やかさ、やわらかさ、しなやかさ、そして保温性の高さを感じていただけます。また油分を含んでいるため多少の雨や雪も弾いてくれる優れもので、タウンユースだけでなくアウトドアシーンでも活躍します。

そんなボアフリースを用いたアウターはとても軽くて暖かいので、私自身も昨年は毎日のように、それこそ部屋の外でも中でも着ていました。暖房いらずの暖かさということもあるのですが、熱をうまく逃がして体温を調整してくれるのでとても着心地がいいのです。定番のベストは中に着るものとのコーディネートを愉しめるだけでなくコートの下に着るインナーとしても重宝しますし、またジャケットは冬のアウターとしてはもちろん、庭のお手入れなどちょっとした外での作業時やお車移動の方にもおすすめです。そして今年は真冬の季節もより頼もしいコートタイプが加わったので、億劫になる寒い季節の訪れが待ち遠しいものにかわりそうです。ファクトリーブランドならではのロープライスのため、色ちがい型ちがいでお選びになるのもいいですね。この冬は羊になった気分で、ぬくぬくと寒空の下を歩いてみてはいかがでしょうか。


haus / d’antan /Töölö が選ぶ、時とともに愛着が増していく洋服や服飾小物の中から気になるアイテムをクローズアップ。楽しいお買い物をより大切なものにしたい皆様にお届けします。

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