木枯らしに身をさらされて、きゅっと体が縮まるとともに少しずつ迫る1年の終わりを意識しはじめたこの頃。それでも赤や黄色といった温かみのある色に染まりゆく風景に心がときめきを覚えます。本日は四季折々の美しい景色や街並みを思わせるカラーが魅力の babaco (ババコ)の靴下をご紹介いたします。
ババコはニットデザイナーの白石陽子さんが手がけるニットレーベルです。白石さんは名だたるセレクトショップでも選ばれているソックスブランドで長年靴下やテキスタイルのデザインをされていて、2013年に独立されました。はじめは数型の靴下とアンダーウェアだけのスタートでしたが、今ではニットを駆使したクリエイティブなウェアも展開されていて、彼女だけの独創的な世界をつくりだしています。私たちはご縁があってババコのデビューから今日に至るまで取り扱いを続けていますが、当初からデザインとクオリティの高さに魅了されて、特に靴下はショップに欠かせない存在となりました。
ババコの靴下はシンプルですがユニークな発想で様々なモデルやカラーを展開しています。例えば定番の3ペアソックスは白石さんが実際に訪れた旅先の風景写真を基にしてつくられています。イタリアの古い城下町は少し枯れたニュアンスのある3色、キューバのストリートは情熱的で鮮やかな3色といったように、景色から生まれたそれらの靴下を見ていると遠い異国の地を訪れたような気持ちにさせてくれます。心を動かすほどきれいな色合いに仕上がるの理由は、やはり素材選びにこだわり抜いているからでしょう。コットン、ウール、シルク、それらをつなぐ糸に至るまで上質なものを選んでいるため発色がよく、また履き心地のよさにもつながり、消耗品でありながらもできるだけ長く履き続けていきたいと思えます。
今回 taste&touch では定番のシルクコットンソックスや3ペアソックスに加えて2ペアソックス「Fold – Unfold」をセレクトしました。フォールド(折り返す)でもよし、アンフォールド(折り返さない)でもよしで、ババコらしくシンプルながら遊び心を感じます。またウール素材で温かみはありますがちくちく感はなく、またちょうどいい厚さで靴を選ばずスタイリングすることができますのでご自身のとっておきの靴下としてはもちろん、大切な方へのギフトにもおすすめです。また今後は秋冬シーズンのみ展開があるタイツも届く予定になっていますので、ババコファンの皆様はどうぞお楽しみにしてお待ちください。
haus / d’antan /Töölö が選ぶ、時とともに愛着が増していく洋服や服飾小物の中から気になるアイテムをクローズアップ。楽しいお買い物をより大切なものにしたい皆様にお届けします。