旬の美味しい野菜を使ってつくるお惣菜を私たちは-八菜-やさいとよんでいます。彩りがよいこと、甘い・辛いの塩梅がよいこと、何よりバランスがよいことを心がけています。お惣菜ってお家によっていろいろありますよね。ひとくちにきんぴらと言っても少し甘めだったり、辛めだったり、大きめサイズに切って食感を楽しんだりするお家もあると思います。いつも同じお惣菜ばかりでは飽きられてしまうので、ちょっとの工夫で違いをつけるなどレパートリーはたくさんあった方がいいですね。

 



①ほくほく大根:2日目のおでんの大根は煮くずれている姿がなんとも食欲をそそるのですが、きちんと面取りされて丁寧に煮付けた大根がお行儀よく並んでいるのもいいですね。夕飯には2つ3つ食べてしまいますが、お弁当には半月に切って忍ばせます。②すだちとディルの大根ピクルス:ピクルス酢はその日の気分で米酢・穀物酢・りんご酢・黒酢など変えてみると面白いですね。③桃色おから:この淡いピンクはおからにビーツとキヌアを和えています。ちょこっと添えると華やかになります。④むらさきいものレモン煮:いつもはくちなしの実をいれて、きれいな黄色に仕上げるレモン煮ですが、たまには紫に。豆皿に盛りつけてチャービルを添えると立派な一品ですよ。⑤ちんげん菜のおひたし:青菜に塩、とは「人が元気をなくしてしょんぼりしている様子」という意味。ご存知でしたか・・・私はすっかり勘違いしていました。青菜を湯がく時には塩をひとつまみいれるととても鮮やかな緑に仕上がることから「料理語録」だと思っていました。野菜もことばも奥が深いです。

 
 
 

八菜

美味しいものをたくさん食べる!

美味しい八菜をたくさんつくれるようになるために一番大切なことは、「美味しいものをたくさん食べる!」これに尽きます。お家でごはんをつくることも大切ですが、外食も大切。美味しいものを食べた後は、創作意欲が沸いてきます。次に大切なことは「いつもの味に満足しない!」こと。レシピ通りにつくるのではなく、今日はちょっと塩加減をかえてみよう、甘さ控えめにしてみようとか「絶対これだ!」とたどり着くまでは昨日より美味しくするために何か変化をつけてみること。そんな毎日のルーティンワークもちょっとしたことで楽しくなります。
 
 
 

八菜のお弁当

特別な日の八菜のお弁当 ¥650〜

さて、美味しい八菜の話に戻ります。きのこや、根菜、果物も美味しいもので溢れる秋が日に日に深まってまいりました。美味しい、嬉しい季節です。ハオスダイニングルームでは平日の11時30分より販売している「八菜のお弁当」¥650の他、ご予算・お好みに合わせておつくりする「特別な日の八菜のお弁当」があります。こちらは3日前までにご予約いただければ、土日祝日もご用意出来ますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。「八菜のお弁当」毎日インスタグラムを更新していますので合わせてご覧ください。instagram Instagram

 
 


 
 

緑の旗が目印の神戸ハオスの2階にあるハオスダイニングルームより不定期にお届けする「街の小さな食堂たより」。日替りランチのこと、人気のお惣菜レシピ、キッチンから溢れる美味しい話などなど、ウェブマガジンでもお楽しみください。
 
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