Khadi and Co. (カディ&コー)を設立したデザイナー、ベス・ニールセンの展覧会「TEXTILE 20 YEARS WITH INDIA」が東京ハオス&テラスにて4月14日（日）まで開催されています。
彼女の40年以上にわたるインドの職人たちとの仕事の軌跡をたどる展覧会。普段は神戸で仕事をしている私たち編集部ですがまたとないこの機会に東京会場へ向かいました。その様子を少しだけ皆さまにお伝えさせていただきます。
2023年春から打ち合わせを重ね実現した今回の展覧会。ハオス&テラスがカディ＆コー一色に染まります。
到着した私たちはまずは3F「 Museum 」へ。高い天井を活かしたインスタレーションに目を奪われます。
ブロックプリントやカンタステッチの施されたテキスタイル、ボタンなどの細部にまで刺繍された礼服など、機能性や実用性とは異なる衣装のようなマスターピース。様々な角度から見てはうっとりしてしまいます。
制作期間6ヶ月というワンピースは生地を7メートルも使用しているのだそう。時間をかけて丁寧に刺繍され、表だけでなく裏を見ることで手仕事ならではの美しさを感じることができます。
日本では「絞り染め」と呼ばれる染色技術、タイ&ダイ。小さくつまんだ布の一部を糸できつく括った状態で染め、糸をほどいていく過程も展示により見ることができました。
続いて2Fに降りるとそこには白とインディゴで構成された空間が広がります。
「Emporium」と呼ばれるインドの市場をイメージしたスペースには手織りのテキスタイルやベッドスローなど、ご自宅でもお使いいただけるアイテムが並んでいます。
インドの民族衣装でもある美しい刺繍のクルタシャツは長めの着丈とゆったりとしたシルエットが特徴ですが、日常着としても使いやすいようサイジングされたものも販売されています。
1Fのウィンドウは今回のイベントに合わせて平井かずみ（@hiraikazumi）さんが生け込みをしてくださいました。
2024年の春夏コレクションを中心に限定アイテムも多数ご紹介しています。私たちの直営店でのみ取り扱うエクスクルーシブカラーもご覧いただけます。
エントランスに飾られた大きなタペストリー、シルクのカディに7人がかりで1年をかけて制作されたそう。インドのとある村の日常風景がストーリーのように描かれています。
イベントはいよいよ今週末4月14日（日）までの開催となっておりますのでお近くにお越しの際はぜひ足をお運びください。
また、現在アトリエ・ダンタン神戸本店、東京店でもカディー&コーのコレクションをご紹介しています。
TEXTILE 20 YEARS WITH INDIA
Khadi&Co. | Bess Nielsen Presents
2024年4月6日(土) – 4月14日(日)
11:00-19:00
@hausandterrasse東京都渋谷区渋谷 1-20-3
ウェブショップではKhadi&Co.春夏コレクションを数回に分けてご紹介いたします。第1弾は4月19日（金）に掲載予定ですので、どうぞお楽しみにお待ちください。
