巡りゆく季節の移り変わりを喜ばしく感じる心の余裕がなかなか持てない昨今だからこそtaste&touchでは私たちの五感をフル活用して出合った小さな感動をお届けしたいと思います。

Message from Milan

ミラノに工房を構えるニットブランド、YURI PARK。私たちのショップ東京haus&terrasse、神戸haus、そしてtaste&touch Webshopでも取扱わせていただいています。

私たちスタッフは幸せな事に年に数回デザイナーであるユリさんとお会いする機会があります。ユリさんのニットへの溢れる想いを直接肌で感じながら新しい素材のこと、選んだ新色、今季のコレクションのこと、そしてミラノの様子など聞かせていただいています。きっと何度も何度も同じ質問を受けているはずですが、いつもとても穏やかに愛情たっぷりの言葉で私たちに応えてくださり、YURI PARKのニットだけでなく、美しいニットが生まれるものづくりの現場にまで思いを馳せるのです。

毎年この時期に実がなるという工房のオリーブの木、そしていつもすぐ近くにある澄みきった空、夕暮れには絵画のような風景が広がるナヴィリオ運河、今は想像する事しかできないミラノの様子を送ってくれました。

イタリアの現地時間8時、日本時間15時にオンラインでミーティングを始めると9時過ぎには工房内が活気に溢れ手横編機を動かす音でしょうか、話し声をかき消す程のものすごい大きな音に包まれます。美しいニットづくりの現場、素敵な佇まいの工房のその中では私たちが想像するよりもタフな時間が流れているように思います。

マスクをしていてもその下にとびきりの笑顔を感じるスタッフの皆さんとユリさん(一番右)のおかげで、私たちは毎シーズン素敵なニットに出合うことができています。だからこそ、私たちは遠く離れたイタリアで、きっと身につける人、ひとりひとりを想いながら編みあげられるニットの素晴らしさと、ミラノの空気感も一緒にお伝えしたいといつも思うのです。

ユリさんから写真の他に皆さまへメッセージをいただきました。

_工房のオリーブの木
_工房から見上げた空
_手横編機職人の作業風景
_Capo Completoの技術者Arda（アルダ）
_スタッフ集合写真（工房の前で）
_ナヴィリオ運河の夕暮れ
_杢 3歳

ミラノの工房はナヴィリオ運河地区にあり、昨年から長い間、静まり返っていたこの辺りも少しずつ賑わいを取り戻しています。コロナ禍にあって、多くのチャレンジと向き合いながらですが、職人たちの笑顔、ニット作りへの情熱、向上心を忘れない姿を見るときに、この環境、仲間、難しい状況の中だからこそ発見できる事柄があることへの感謝が溢れます。

ニット作りに携わる者たちとして、私たちにできること、委ねられていることを見つめ直し、美しいニット作りの追求をこれからも続けていきたいと願わされています。

お店のスタッフの方から、お客さまの声を聞かせていただくことがあります。ニットをご愛用くださっているというお声、ディテールや素材に関する質問、お修理の依頼など。これらの言葉は私たち作り手にとって大きな励みとなっています。

ユリ・パークニットを手に取ってくださるみなさまへ、この場を借りて心からの感謝を申し上げます。

YURI PARK

〈 Information 〉

2021 Autumn & Winter Trunk Show

新しいシーズンのはじまりに秋冬コレクションのトランクショーを開催いたします。期間中は普段お取り扱いのないニットを含め、小物やケアアイテムなど充実したラインナップでご覧いただけます。

2022 Spring & Summer Pre-Order Event

ハオス＆テラスでは初めてとなる春夏コレクションの受注会。2022年春夏のシーズンカラーは‘CIELO(空色)’。ユリ・パークが表現する心を優しく包み込む空の色をどうぞお楽しみに。この他にもオーガニックコットンやラミーオーガニックコットンを用いた新作もいち早くご覧いただけ、お好みのカラー・サイズを選んでオーダーいただける特別な機会となります。季節をめぐる愉しみを見つけにぜひお越しください。

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