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7月7日、トーロはオープンして10年という節目を迎えることができます。これもひとえに支えて下さってきた皆様のおかげです。本日ご紹介するのは、トーロがオープン当初より大切にご紹介し続けているイタリアのニットブランド、ユリ・パークです。

イタリアのひとりのニット職人との出合いがすべてのはじまりであるユリ・パーク。現在はミラノに工房を構え、冬は上質なカシミヤやメリノウール、春はさらりとしたコットンを使ってニットを製作しています。デザイナーのユリさん自身はやわらかな物腰ですが、佇まいは凛としていて、話をしていると彼女の透明感に思わず惹きこまれてしまうくらい魅力的な方です。そんな彼女の人柄を表すように、ユリ・パークのニットは着る人のからだだけでなく心までもやさしく包み込んでくれます。

ユリ・パークには2つのラインがあり、昔ながらの手横編み機でつくられる‘アルティジャーノ’とホールガーメントという特殊な機械を使う‘カポ・コンプレート’に分けられます。中でもアルティジャーノは熟練した職人による技術力を要するため大量に生産することができないのですが、卓越した技術に裏打ちされた着心地とシルエットの良さを誇ります。アルティジャーノのシンボルともいえる背中のリボンはイタリア語で「翼」を意味するレ・アーリとよばれ、シンプルなデザインの中にさりげない愛らしさをプラスしています。

ユリ・パークのニットをはじめて見た時は単純にほしい!と強く思ったのと同時に、当時は自分に見合っているかという自信がなかったため、購入を決意するまでに2年もの時間がかかりました。それだけに愛着もひとしおで、こんなにも着心地がよく、自分自身を高めてくれるニットであったならば、もっと早く選んでおけばよかったと思うほど。今では欠かせないワードローブのひとつになりました。

トーロでは誕生月でもある7月にユリ・パークの受注会を毎年行っています。シーズンのカラーや型をほぼご覧いただける機会とあって、欠かさずお越しくださるお客様も多いイベントです。お渡しは例年だとちょうどクリスマスの頃。1年を頑張った(もしくは頑張っていく予定の)ご自身へのご褒美としていかがでしょうか。

YURI PARK 受注会 @ Töölö
2017年7月7日(金) – 7月11日(火) 詳細はこちらよりどうぞ。

haus / d’antan /Töölö が選ぶ、時とともに愛着が増していく洋服や服飾小物の中から気になるアイテムをクローズアップ。楽しいお買い物をより大切なものにしたい皆様にお届けします。

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