8月終わりから9月にかけてはまだまだ暑さの残る時期ですが、街のウィンドウディスプレイは少しずつ秋の様相となります。実際に外で着るには少し早いですが、ヨーロッパや日本の様々な場所から届いたばかりの衣服を見ているとそれだけでなんだか気持ちがわくわくしますね。中でも私たちにとって秋のはじまりを告げるアイテムとして欠かせないのが、本日ご紹介しますギャレゴ・デスポートのヴィンテージテントコートです。

ギャレゴ・デスポートは1993年に2人のフランス人、Virginie GallegoとFabien Desportesによって設立されました。古きよきヨーロッパのワークウェアやライフスタイルからインスパイアされた彼らのコレクションは、フランスだけにとどまらず世界各地から大きな支持を集めています。ギャレゴ・デスポートの大きな特徴としてあげられる、素材選びには彼らの審美眼を感じずにはいられません。ヨーロッパの職人が手がける上質な生地を厳選し、時にはスーツを仕立てるために誂えられたフランネルや、デッドストックの貴重なテキスタイルを使うこともあります。それらを使った洋服は驚くほど着心地がよく、また着込めば着込むほど風合いが増すため永く愛用できます。

中でも異彩を放つこのオーバーコート、なんと実際にフランス軍が砂漠地帯に使っていたミリタリーテントを用いています。ハリのあるテント生地をパッチワークしているためハトメやボタンもそのまま、時には赤錆が飛んでいる箇所もありますがそれがまた無骨な空気感を醸し出しています。素材はコットンですが軽くて丈夫、また風や水を通しにくいためトレンチコートのような感覚で着ることができ、夏以外の3シーズンで活躍します。メンズライクなデザインなので、デニムなどのカジュアルなアイテムとの相性もいいのですが、スカートやワンピースといった女性らしいアイテムとのコーディネートをあえておすすめします。レディースだけどどこかメンズライクな匂いを感じさせるスタイルは、まさにハオスが理想とするもの。現在は彼らのコレクションに通常だと並んでいませんが、ハオスの別注として製作をお願いしています。

一見すると着こなすのが難しいと思ってしまうほどの力強さを感じますが、実際に羽織ってみると意外にもすんなりと馴染んでくれるので、普段ヴィンテージやアンティークというものに親しみがない方にこそ是非トライしてほしい一着です。全く同じものがない世界に1枚だけの特別なこのヴィンテージテントコートはきっとワードローブに欠かせない存在になってくれることでしょう。

※こちらのコートはヴィンテージテントをカットしつなぎ合わせているため、ひとつひとつ異なる表情をみせます。そのため、残念ながらウェブショップでの取り扱い予定はございません。神戸店haus , 東京店 haus&terrasse にてご覧いただけますので、この機会に是非自分だけの特別な1枚をお探しください。

 
 

 
haus / d’antan /Töölö が選ぶ、時とともに愛着が増していく洋服や服飾小物の中から気になるアイテムをクローズアップ。楽しいお買い物をより大切なものにしたい皆様にお届けします。

 
 


 

私たちが選んでいる洋服や小物たちは、シンプルで飽きがこないデザインや着込むほど味わい深くなるものが多く、永く愛用できるものばかりです。その上、着心地の良さに強いこだわりを持ってセレクトしています。本日ご紹介する Khadi&Co. のパンツもそれらの特徴を兼ね備えた、時代を超えて愛されるアイテムのひとつです。

パリに拠点を置く Khadi&Co. はデンマーク人の女性デザイナー、ベス・ニールセンにより設立されました。若い頃からファッションの世界に身を置いていた彼女は、デザイナーとしてインドに渡った際にカディとよばれる歴史あるインドの織物と出合います。綿や羊毛を手で紡ぎ、そして手織りすることで生まれるテキスタイルの不均一な美に魅了された彼女はライフワークとしてカディを用いたストールや洋服をつくるようになりました。人の手で作り出される分、その腕によっては粗悪なものもあるカディですが、ベスが信頼を置いている職人が専属で生産しているため、 Khadi&Co. の生地は高い品質を保っています。そのため今ではフランス国内だけでなくヨーロッパや日本といった細かな仕事を求められるマーケットでも大きな支持を集めています。

そんな上質なカディをたっぷり使った「 STAR 」と名付けられたパンツ は履き心地がとても軽く、厳しい夏の暑さもなんのその。コットン素材のため気軽に洗っていただけることも、汗をかきやすいこの季節では大きなポイントです。ウエストにタックを入れ、大きくボリュームをとったシルエットはコンパクトなTシャツに合わせるのはもちろん、ロングのクルタシャツやラップドレスと合わせたベス・ニールセン流のコーディネートもおすすめです。どちらも蒸し暑い日本の気候にぴったりなので是非トライしてみてください。定番の2カラーとしてピュアホワイトと深みのあるインディゴブルーを揃えているので、気に入れば2本とも持っていたいアイテムだと思います。

すでに還暦を迎えたベス・ニールセンは、凜とした佇まいでカディの洋服やストールをさらりと着こなす、とても素敵なマダムです。自分自身もそんな大人に少しでも近づけるだろうか、そんなことを思いながら、この夏はカディを身に纏いたいと思います。
 

 
 

 
 

 
7月7日、トーロはオープンして10年という節目を迎えることができます。これもひとえに支えて下さってきた皆様のおかげです。本日ご紹介するのは、トーロがオープン当初より大切にご紹介し続けているイタリアのニットブランド、ユリ・パークです。

イタリアのひとりのニット職人との出合いがすべてのはじまりであるユリ・パーク。現在はミラノに工房を構え、冬は上質なカシミヤやメリノウール、春はさらりとしたコットンを使ってニットを製作しています。デザイナーのユリさん自身はやわらかな物腰ですが、佇まいは凛としていて、話をしていると彼女の透明感に思わず惹きこまれてしまうくらい魅力的な方です。そんな彼女の人柄を表すように、ユリ・パークのニットは着る人のからだだけでなく心までもやさしく包み込んでくれます。

ユリ・パークには2つのラインがあり、昔ながらの手横編み機でつくられる‘アルティジャーノ’とホールガーメントという特殊な機械を使う‘カポ・コンプレート’に分けられます。中でもアルティジャーノは熟練した職人による技術力を要するため大量に生産することができないのですが、卓越した技術に裏打ちされた着心地とシルエットの良さを誇ります。アルティジャーノのシンボルともいえる背中のリボンはイタリア語で「翼」を意味するレ・アーリとよばれ、シンプルなデザインの中にさりげない愛らしさをプラスしています。

ユリ・パークのニットをはじめて見た時は単純にほしい!と強く思ったのと同時に、当時は自分に見合っているかという自信がなかったため、購入を決意するまでに2年もの時間がかかりました。それだけに愛着もひとしおで、こんなにも着心地がよく、自分自身を高めてくれるニットであったならば、もっと早く選んでおけばよかったと思うほど。今では欠かせないワードローブのひとつになりました。

トーロでは誕生月でもある7月にユリ・パークの受注会を毎年行っています。シーズンのカラーや型をほぼご覧いただける機会とあって、欠かさずお越しくださるお客様も多いイベントです。お渡しは例年だとちょうどクリスマスの頃。1年を頑張った(もしくは頑張っていく予定の)ご自身へのご褒美としていかがでしょうか。

YURI PARK 受注会 @ Töölö
2017年7月7日(金) – 7月11日(火) 詳細はこちらよりどうぞ。
 

 
 

 

若葉が活き活きと生い茂る春から、湿り気のある空気に包まれる梅雨、そして灼熱の太陽に汗ばむ夏まで。この3つの季節にワードローブとして欠かせないのがリネンシャツ。神戸のハオスではオープン当初から今も変わらず3月から9月までリネンシャツが並びます。

リネンというと丈夫で洗いに強く、風が通り抜けてとても清々しい反面、コットンに比べるとごわっとしていたり、シワになりやすいという声もあります。 しかしハオスでセレクトしているリネンシャツは麻の中でも特に細い糸、60番手から80番手のものを使っているので、コットンに負けないくらい滑らかな肌触りを感じていただけます。もちろん素肌に着ても平気です。 気になるシワですが、リネンの場合は意外にも洗いざらしで着るとこなれた雰囲気が出ます。シャツはアイロンをかけるもの、と思っていましたがリネンシャツのお陰で億劫な夏のアイロン掛けに悩まされることもありません。どうしても気になる時にはリネンウォーターを使ってぐっぐっと手で伸ばしてあげれば自然になじみ、すぐに乾いてくれるのでお出掛け前の一吹きで十分です。

ハオスではメンズライクなプルオーバータイプをあえて女性の方におすすめしています。特に色落ちしたリーバイスや履きこんだチノパンとのコーディネートは、究極のマニッシュスタイルです。仕上げに袖口を2回ほどラフにまくるのがポイントです。定番で展開している白色に加え、今年はハオスの別注として深みのあるインディゴを揃えています。洗いをかけるとより風合いが増しやわらかくなるので、更なる経年変化を愉しんでいただけます。

これから益々暑さが増していく中、Tシャツももちろんいいのですが、夏に長袖のシャツを粋に着てみませんか。メンズ・レディースでご用意しているのでプレゼントとしてもおすすめです。